2020年3月15日(日)衣浦合同レースが開催されました。
衣浦合同レースとは、衣浦港にヨットクラブを置く、亀崎ヨットクラブ、碧南ヨットクラブ、衣浦ヨットクラブ、富貴ヨットクラブの4つのクラブが合同で行うレースです。
年間6回ほど合同レースを開催し、普段のクラブレースとは違った賑やかなレースを楽しんでいます。
この日は、スタートラインが矢作川河口ブイの近くに設置され、衣浦港入り口付近の上マークを反時計回りに回わり、生田ブイを反時計回りに回ってスタートラインでゴールするというコースでした。
日本気象協会の予報では、朝のうち5m/sほどの風が吹き、昼近くになると2m/sほどに落ちるという予報。しかしスタート海面では、8m/sほどの風が吹き、かなりスピードが出るのでスタートの間合いを取るのが難しい。11:00にスタートの音響信号が鳴り、各艇スターボードでスタートします。我々Adaはいつも通りスタートは遅れ、スターボードからブイ近くでタックしてスタートラインを切りました。
先行艇は、ずいぶんと先を行っていますが、後を追います。時折、強烈なブローが吹き、大きくヒールしますが、ウエザーヘルムで艇を風上に持っていかれると納まり、また風を受けてヒールする。これを繰り返すうちに進行方向をかなりの登りに寄せることが出来て、風下に流れていた先行艇を置き去りにすることが出来ました。上マークを回ると一路、生田ブイをめがけてアビームの風を受け快走します。しかし、お昼ごろになると風が落ちて、船が進まなくなる。風がブロードリーチの風に変わったのでスピンを挙げようと準備を始めると再び風は前側に寄り、吹き出します。急遽、スピンを中止して、クローズドリーチとアビームを繰り返し、先行して生田ブイを回ってきたパーフェクトブレーク、サザンウインドとすれ違う。生田ブイに近づき、ブイから距離を取っていたHAYATOの内側に入り、ラフィングしてスタートラインに向かいます。帰りはクローズホールドで、風は弱まるかと思っていたのが、どんどん強くなり、20Knot吹いた時もありました。ウエザーヘルムに苦しみながらもなんとか持ちこたえ、ゴールすることが出来ました。
春一番に吹かれて緊張しながらも楽しくレースを楽しむことが出来ました。
Ada 近藤史人


