9月20日(日)衣浦共催レース

レースに先立ち、レース委員長からレースのワンポイントレクチャーがあった。ためになる話ではあったが、我々初心者にとっては、ぶつからないようにスタートするのが精いっぱいである。しかし、そのうち役立つことはあるだろうと思い、ビデオに収録し、Youtubeで公開することにした。もちろん、レース委員長の承諾を得たうえでのことだ。

8:30の艇長会議を終え、9:00前には出港し、レース海面に向かう。我々、Ada号は、いつものクルーの半分が都合で欠席となったので、急遽助っ人を要請し、3名集まった助っ人のうち、2名のクルーが初めてのAdaでのレースとなり、にわか作りのチームとなったがそんなことも言っていられない。

レース海面に来ると本部艇が頻繁にスタートラインを変更する。それを追いかけるうちにスタート延期の旗が上がった。しばらくはスタートしないだろうとスキッパーの私がトイレに行き、戻ってきてスタートラインを見ると各艇既にスタートを切っている。何それ?と慌ててAdaもスタートを切るが風が弱くてなかなか進まない。

スターボードでかなり離れているスタートラインに平行気味に船を進めるが、本部艇から後1分しかないぞ、との声が飛ぶ。慌ててタックし、ポートタックでスタートラインに垂直に方向を変える。何とかスタートはできた。

ビリから3番目の位置だった。風は弱いがクローズホールドで、そこそこ進む。ここから追い上げようと気合を込めるが、なかなか風は上がらない。先行艇もみな、弱い風に苦しんでいるようで、なかなか進まない。タックして方向を変え、なんとかパフを拾おうとするが、すぐに無風につかまってしまう。行ったり来たりで、ようやく生田ブイが肉眼で見えるぐらいの位置に来たところで、本部艇が近づいてきて、レース中止の知らせを受けた。

残念ではあったが、いい教訓を得たレースでもあった。スタート前にトイレに行くべきではない。肝に銘じる。

広報委員長 Ada 近藤史人

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